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ラヴェル作曲。難易度「E」。この曲は難しかったです。でもとても弾きたかった曲なので弾けるようになってとてもうれしいです。とても音の多い曲ですが、重ったるい印象はなくむしろ軽やかな感じがする曲です(僕の演奏ではこの軽やかさはかもしだせていません)。僕の勝手な印象ですが、なにか古代遺跡から発掘されたメヌエットといった印象を受けます。しかもその古代遺跡にかつて住んでいた住人たちは今よりも知的生活を送っていた、なんて想像をしちゃいます。それにしてもこの曲は良くできています。最初に出てくる下手すれば重ったるい印象を与えてしまう主題が何度も出てきて、それが軽やかにしかも効果的に使われているのに驚いてしまいます。特にトリオの部分の最後のほうで左手に出てくる主題の音形がとても効果的でうっとりします。しかしこの曲、ラヴェルのほぼ処女作だなんて聞いたら、怒りますよね。まったく天才っていやらしいったらありゃしない。いい曲でしょ。
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